07/20 前代未聞!?
雷魚用ロッドは、各メーカーから素晴らしい性能のものが沢山リリースされている。しかし、どのメーカーのものを見ても同じようなパーツを使っていて、店主から見ると「カッコいい〜」と思えるロッドが見つからない。仕方ないので、市販のロッドを自分好みに改造して使っていたりする。
雷魚釣りを始めた当初から「本格的蜜藻帯用六角竹製雷魚竿」の可能性を模索していた。でも、竹(トンキン・ケーン)という素材はグラファイトと比べると、当然重くて柔らかい。雷魚ロッド=カーボンというのが常識。 この常識を覆したい。幾度となく試作とテストを繰り返し、竹に独自のテーパーや秘策を施し、やっと完成形を発表するまでに至った。画像は仮組みの段階。名付けて
”Argustick-Cane : アルガスティック・ケーン”。 カムルチーの学名「Argus」と竿を意味する「Stick」の造語に、竹の意である「Cane」。六角の竹製ブランクが分るだろうか。 Heavy、Ultra-Heavy、Magnum-Heavyの三つのモデル。
近いうちにリリースとなります。ご期待あれ!


07/16 雷魚通信 vol.2 〜雷魚釣りの楽しみ方〜
よく言われている事だが、雷魚釣りの楽しさの要素のひとつに「釣り場探し」がある。 釣り場で出会った人たちの助言やウワサ、自分の勘などをたよりに地図とにらめっこ。そのひとつひとつを端から訪れ、実際に竿を出し、本当に雷魚が居るかどうかの確認作業・・・効率ばかりを良しとする現代人には、一見、「面倒くさい」行為のように感じるかもしれないが、実際はこの作業こそが楽しのだ。 地図を頼りに実際に行ってみたら、その池には雷魚が居なかった・・・なんていうのはいつもの事で、水を抜かれて池が干上がっていた、養魚場だった、ついには池が無かったなんてことも日常茶飯事。でも、そんな中で見つけた雷魚池やクリークは、千金の価値に値するのだ。 居るか居ないか判らない未知のエリアへ足を踏み入れたときの、あの何ともいえないドキドキ感は、情報社会のこのご時世、なかなか味わえるものではない。不確実性の中にこそ、本当の感動があるのです。
画像は、そんな「僕にとっての初めてのフィールド」でキャッチした、自己記録の80cmクラス。この堂々とした体躯を見てください! 雷魚は、その水域の食物連鎖の頂点です。こんな立派な魚を多く育む自然が残されている水域は、雷魚以外の動植物の宝庫でもあるのです。大切にしたいものですね。
07/14 古代魚たちへの想い
北海道釣行から帰って数週間が経過したが、イトウへの想いは日に日に募る一方だ。何度、イトウの夢にうなされたことか・・・。今朝だって、北海道に居残ってイトウ釣りを続けている夢を見たばかりだ。 画像は、次回のイトウ釣りのために(次回って、何時よ?)巻いている、キールタイプのマドラーゾンカー。フックはイーグルクロウのワームフックだ。お客さんが途切れて少しヒマになると、ついついバイスに向かってしまう。
一方、かねてからの雷魚釣りにも熱血傾倒中で、当店の作業台の上には、散乱したフライのマテリアルと、乾燥中のチューンナップしたフロッグ・ルアーで混沌を極めている。
そんな毎日を送っているせいか、先日の夢などは、雷魚池に釣りに行くと巨大なイトウを発見し(何のこっちゃ!)、フロッグ・ルアーをキャストするが、ヤツはトゲウオを食っていてまるで無視される・・・というところで目覚めた(我ながら、バカだね〜)。 僕の中では、イトウと雷魚って、何故かシンクロしてしまうのです。
07/10 プレビュー
6/05に掲載した、謎の工房 「KUSTOM BAITS 'H'」。 その作品の存在感は各方面から、様々な反響を呼んでいます。 製品の販売には、いま少しの時間をいただきますが、待ちきれない皆様のために、当店のHP上にプレビューのページをアップしました。 ナチュラルフロッグだけでなく、様々な作品を掲載したので、興味ある方々は一度ご覧いただきたいと思います。 画像はナチュラルフロッグ・カラーのアーボガストのマスキージッターバグ。もちろん、KUSTOM
BAITS 'H'による「ハンド・イラストレイティング」。アーボガストの純正品には設定が無いですよね! こんな楽しい作品が見られるプレビューのページは
こちら です。よろしくです!
07/07 雷魚通信 vol.1
「キャス練 in 北海道」から戻って数日。例の怪我のため、右手人差し指に負担が大きい「シングルハンド」のロッドは握れない状態。 しかし、体は元気なので釣りに行かずにはいられない。不幸中の幸いというか何と言うか、両手で握るツーハンドのロッドなら人差し指に負担が少ないことが判明(スピニングは無理だけど・・・)。 「それでは」ということで、行ってきました雷魚釣り! 画像の雷魚は朝イチでキャッチした一尾。長さは大したこと無いが、このパンパンに張ったお腹と、盛り上がった背中の筋肉を見てください! 今まで釣った中で、いちばんカッコいい雷魚でした。 ちなみに、ロッドはフェンウィックのグラス製マスキーロッド。 この日は、他にも数本の雷魚をランディング出来て、とてもハッピーな一日でした。 捨てる神あれば拾う神あり。イトウの仇を雷魚で取った・・・という感じです(イトウと雷魚って、体形や行動が、どこか似ているところがありますよね)。
07/05 北海道遠征
今回の北海道遠征は、すばらしい成果のうちに幕を閉じた。 左奥の画像は、60クラスの初イトウと対戦中のM君。快挙である(詳細は
M君のブログ をご覧ください)。 すぐ左の画像は、Wさんがレナードのツーハンドロッドで仕留めた70クラス。彼はこの旅で計5本のイトウをキャッチした。恐ろしい事だ。このほかにも、同行のMさんが初イトウの50クラスを上げ、札幌の友人Nさんも60クラスを頭に計3本のイトウをルアー(ダ−デブル・コピーキャットスキャンプ)で上げた。
えっ、店主の釣果は・・・だって? 僕は、北海道までキャスティング練習に行っていたのです。イトウを釣るなんて、滅相もございません! 一週間以上もロッドを振り続けられるなんて、とても充実した優雅なキャスティング練習の旅でした・・・(泣)!
07/06 満身創痍の北海道
同行者のみんなが、ぞくぞくとイトウをキャッチするのを見るにつけ、なぜかアセリを覚える僕。 みんなはとっくに釣りを切り上げたある夜のこと。もう9時近くなり、まるで魚っ気もく、雨も酷くなってきたので、とうとう僕も観念し釣りを止めた。 車に戻り、ロッドのジョイントを抜こうとしたとき、悲劇は起こった。 金属フェルールは冷えによる金属の収縮で抜き差しが硬くなっていたうえに、さきほどからの雨によりブランクを握った手が滑り、右手人差し指が右画像のような状態に・・・。 スネークガイドのループの部分に肉ごと「えぐられ」・・・思い出しただけで痛い。 翌日、病院に駆けつけたが、先生曰く「皮も肉も無いから縫えないね。自然に治るまで待つしかないね」だって。 沈んだ気持を慰めてくれるのは、セイコーマートのホットシェフ・おにぎり(右奥画像参照)だけ。でも、このおにぎり、絶品ですよ。北海道へお越しの際は、是非一度、ご賞味を・・・。


06/14 これでいいのだ!
今年の僕は、まるで釣運から見放された日々を送っていた。利根川本流、榛名湖のブラックバス、ナマズの夜釣り、雷魚釣り・・・と、どこへ行っても何をしてもダメダメ。 春から季節の進行具合がおかしかった・・・とか、様々なシガラミがあって、良い時間に釣り場に立てなかった・・・とか、言い訳はいくらでも出てくるが、原因はそんなことでは無いように思う。 その証拠に、GW頃の利根川では、60クラスのニジマスの強烈な走りにバッキングが無くなってなす術も無くバラシ。ベストシーズンに入ったここ数週間の利根川では、さすがに魚っ気がある場面に遭遇したが、せっかく40近いヤマメを掛けていながらバラシ。雷魚釣りへ行ったら行ったで、今までで最大クラスの魚をフッキングしたにも関わらず、激しいヘッドシェイクに全くリールが巻けず、バラシ・・・。 もう、魚を掛けても取り込む自信が全く無くなっていた。 そんな気持のまま、昨日の夕方は利根本流へ。今週半ばからの夏季休業(北海道釣行)が控えているので、ベストシーズン中に本流で釣りができるチャンスはあと数回。真面目に数時間釣りができるのはこの日が最後・・・という状況。 そんな中で、やっとの事で画像のニジマスをキャッチできた(詳細は
今日の利根川2010 でご覧ください)。この魚が掛かったとき、まるで初心者のように緊張した。「よくぞ切れなかった!」と、6xのティペットを誉めてあげたい。この一尾ですべて帳消しです。入梅した今日、君のおかげで僕の心は晴れ晴れとしています。ありがとう、ニジマス君!




06/11 再生計画 Vol.3
着々と進めていた再生計画もやっと終了(と言っても、アップするのが遅かっただけで、結構前に仕上がっていたのだけど・・・)! 05/22の画像と見比べてもらうと分ると思うが、ガイドも新品になり、グリップ周りも洗浄&バフ掛けで見違えるくらいキレイに復活! オーナーのご要望で、ブランクのバット部に’Curtis
Creek Custom’の文字と、オーナーのネームを入れた。 半分ほど剥がれていたワンダーロッドのエンブレムは、もったいないのでオーバーコーティングを施して、これ以上の劣化を防ぐ。 スレッドはオレンジをベースにライトブラウンのトリムを施して少しだけイメ・チェン! もうすでに、オーナーM君へ引き渡しが終了しているので、今頃きっと活躍している頃だと思う。 数十年前のロッドだったが、こんな風に現役復帰させることが出来て、とても楽しい仕事でした。 このロッドで良い魚が釣れたら、必ず画像を送ってね、M君!
06/05 ナチュラルフロッグ・シンドローム
画像はヘドンのマグナム・タドポリーですが、な、な、なんと、NF(ナチュラルフロッグ)カラー!! タドポリーにあれば絶対に欲しいカラーだけど、みなさん見たことないでしょ! ヘドンの試作品? それともセールスマンサンプル??
実はコレ、プリントではなく「手書き」なんです! この驚愕の作業は、謎の工房 「KUSTOM
BAITS 'H'」 の手によるもの。 このナチュ・プリをハンド・イラストレイティング(ペインティングというより、イラストレイティングですよね〜)で再現してしまう根性と情熱、度肝を抜かれますね!NFカラーマニア、チャーリーキャンベルマニアの方々は泣いて喜ぶでしょう。 このヘドンNFのほかにも、アーボガスト、ビルノーマン、レーベル、マンズなどのナチュラルフロッグ・カラーが可能だとのこと。興味ある人は、もう少し待っていてくださいね。近いうちに当店のHP上で詳細を発表したいと思っております!
請うご期待!
05/28 再生計画 Vol.2
ワンダーロッドの本格的なレストア作業に取り掛かった。 まずはラッピングスレッド(巻き糸)を除去し、ブランク本体を清掃。 計3個しか付いてなかった古いガイドは外す。当店のコレクションにあった、オリジナルと同じ”アラン社製”の新品のガイドに交換。それと同時に3個だったガイドをトップを含めて6個に増員!現代の釣り事情にマッチさせる。 画像は左からそれぞれ、バット部のスレッドを除去したところ、古いガイドとスレッドを外し新たにガイドを仮止めしたところ、新品のアラン社製トップガイドに接着剤を施すところ。 ・・・・・そんな作業中に来店した、爬虫類マニアのM君がこのロッドのオーナーになることが決まりました! もうちょっとで仕上がるから待っててね、M君!
ボロボロではあるが、そんな伝説のロッドを見ているとほっとけない性格なので、ワンダーロッド再生計画に取り掛かった(そういえば、オートバイのレストアなど見るのもやるのも好きだったなぁ〜)。スペックはグリップ込みで5フィート3インチ。ミディアムアクションで1/4〜5/8ozクラスのルアーに合いそうだ。ブランク自体は洗浄等をすれば十分いけそうな、まずまずのコンディションだが、ベークライト製のオフセットグリップの汚れは酷く、細かいキズも多い。昔のロッドには良くあることだが、トップを含めてなんと3個しか付いていないガイドのラッピング(巻き糸)は画像の通りボロボロの状態。 再生の基本方針はフル・レストア及び現代の釣りに沿ってガイドを追加するなどのカスタマイズ。当時のテイストを損なわないように気をつけて作業を進めたいと思っている。 今後、作業の進行を少しずつレポートしていきます。お楽しみに!
05/22 再生計画 Vol.1
以前に入荷した荷物の中に、一見ボロボロのグラス製ベイトロッドが入っていた。 しばらくそのままほったらかしになっていたが、先日久々に取り出してよーく見てみると、少し手を加えれば第一線に復帰できそうなことが分った。それが画像のシェークスピア(Shakespeare)社のワンダーロッドだ。しかも、ちょっとレアなイエローカラー。 ワンダーロッドはハワードプロセスと呼ばれる画期的な製法により、ホーローグラス(初期はコア有り)ロッドの先駆けとなり、それまでソリッドグラス一辺倒だった釣具業界に新風を巻き起こしたセンセーショナルな一本だ。
05/19 夜遊び解禁!
今年は季節の進み具合がおかしく寒い夜が続いていたが、昨夜はムシムシしていい感じだったので、お店を閉めてからM君と一緒にナマズ・フィッシングへ出掛けた。僕にとってはナマズ君の初釣り、解禁日である。 数日前からナマズ釣りに行っているM君の話だと、バイトは数回あったがまだまだスローなのか食い込みが浅く、今のところノーフィッシュだとのこと。 現場に着き、ジッターバグで釣り始めるが数投しても無反応。 前記のM君の話を踏まえて、ルアーを「超スロー」に動かしてみる。すると、「ドバッ!」と派手なバイトがあるが全く乗らない。回収したルアーを見ると、ラインがフックに絡まりまくっている。これでは掛かるはずがない。 しばしそのスポットを休ませ、僕もナマズも気分をリセットしてから、再度同じスポットにジッターバグを投げる。またまた「超スロー」でアクションを付けていると「モコッ」とルアーが消える。こんどはガッチリ乗った。最初は大した引きではなかったので40〜50cmクラスだと思っていたが、途中から結構な力で走り始める。 足場が高かったのでM君にネット係をお願いし、ついに手にしたナマズは60cmクラスだった。ネットインと同時にルアーが外れた。やはり食いが浅いのか・・・。 でも初釣り早々、十分に楽しめました! これから夏に向けてナマズにクワガタ・・・と、夜遊び開始です。
05/15 教訓
間に合わせというか、いい加減に作った自分用の雷魚竿の「みてくれ」がどうしても気に入らなかったので、改造プロジェクトを進めていた。 改造といっても、ブランクからグリップやガイドなどの部品類を全部外して裸にし、デザインやパーツを吟味して再度組みなおす・・・という工程なので、結局、フル・レストアと同じ作業となってしまった。
コンセプトは70年代頃のグラスロッドのテイスト。フェンウィックなどで使用していたバーマック社のオールアルミ・リールシートやグデブロッド社のバットワインドなどを用い、セブンティーズ風にまとめてみた。 ゴールド&ブラウンカラーのリールシートは赤い6000番とベストマッチ!こんな雷魚竿が欲しかった。 「どうせ作るなら、最初からちゃんとしたモノを作れ」とは、サム・カールソンのお言葉でしたっけ。・・・納得!
05/08 Present for you!
いつもお世話になっているデザイン工房のY君にお願いして、2種類のスペシャル・ステッカーを作っちゃいました。 デザインの原案は僕(店主)が考え、Y君がそれを彼のセンスでモディファイして製作してくれました。 上紙が貼ってあるので薄っすらとしか見えませんが、画像上のヘッドプラグをモチーフにしたのがバス釣り師向け、下のフェザー(クイル?)をモチーフにしたのがフライ釣り師向けです。 どちらも非売品で、ロッドやリール、ルアーなどをいっぱいお買い上げ(←ここが重要!
:笑)の方々だけにプレゼントいたします。 数に限りがありますので、早い者勝ちです!
04/26 珠玉の一日
釣り日和という言葉があるが、一体、どんな日のことを指して「釣り日和」というのだろう。快晴のポカポカした日のことか、はたまたジリジリと焼けるような太陽光線が降り注ぐ日のことか・・・? 釣の種類や対象魚によっても「釣り日和」は変わると思われる。 画像は、僕が思うところの、春先におけるフライフィッシングの「釣り日和」。 今にも降り出しそうな、どんよりと低く垂れ込めた雲。風は無いに越したことはないが、この日はビュービューの強風。おまけに最高気温は5℃の真冬日。普通の人なら、こんな日は家の中でコタツに潜っているだろう。 しかし、良く見てほしい。何十羽というツバメたちが水面近くを飛んでいる。水生昆虫のスーパーハッチに群がっているのだ。この直後、ヤマメたちが一斉にライズを始めたのは言うまでも無い。
人間様の都合とお魚の都合は、一致しないことも多々あるという良い例ですね。 「釣り日和」という言葉の響きからは程遠い一日でしたが、確かに珠玉の一日でした。
04/25 レストア作業
日ごろからお世話になっているデザイン屋さんのY君。彼の所有しているむか〜しの’Montague’のソリッドグラス・ベイトロッドをレストア&カスタマイズしている。その作業内容は・・・
1.古い塗装の剥離
2.クリヤー全塗装
3.ガイドをカーボロイに交換
4.スペシャル・ラッピング
5.Zebco社製グリップに合うフェルールの作成
・・・などなど。お客さんも待ち遠しいだろうけど、作業している本人も完成が楽しみだ。 今朝はちょっと早起きしてバーニッシングの作業を済ませた。 ゴールデンウィークには、このロッドで釣りが出来るよう頑張っております。 しばしお待ちを、Y君!
04/20 ミャク釣り再開 !?
ルアーやフライもいいけど、たまには渓流のミャク釣りもしたいな〜と時々思うことがある。でも、どの大手メーカーのカタログを見ても、最近の渓流竿は先進的なデザインばかりで、僕にはどうもしっくりこない。「欲しいなぁ〜」と思うものが皆無。感度がどうの、軽さがどうの・・・カタログは性能の素晴らしさを謳っているが、リハビリ渓流釣り師の僕には、性能なんてどうでもよいこと。一匹釣れればもう満足なのだから、性能より雰囲気重視。気に入った道具と一緒に一日を過ごせればOK。
画像の2本は、相次いで最近僕の手元に集まった渓流竿。左はダイワの琥珀という4.5mのグラス竿。 右はメーカー不明の緑水という5.4mのカーボン竿。 どちらも30年くらい前に製造されたものだ。 琥珀は変態お客さんのFさんが、どこからか見つけてきてくれたもの。緑水は、大物釣師U君からもらったもの(ふたりとも、ありがとう!)。どちらも、持ち手周りの細工やデザインがとても凝っていて、当時のメーカーの心意気を感じます。ミャク釣り復活、やる気が出てきました。 釣道具って、遊び道具なのだから、性能うんぬんだけでなく、デザインや仕上げにも凝って欲しいな〜なんて、最近の道具を見ていて思うのは僕だけでしょうか?
03/30 C.C.C.
ヤマメからウナギまで、何でも釣っちゃう大物ゲッターU君の依頼で、カスタムロッドを作成した。 コンセプトはズバリ「ミッチェルのスピニングリールが似合うオールドテイストのトラウト/ナマズ用スピニングロッド」。 画像をご覧いただくとお分かりの通り、このロッドは「変則的スリーピース」。リールシートには1940〜50年代のデッドストックパーツで、上下に分割可能なフェルール式を採用。ブランクも50〜60年代のグラスファイバー製の「タバコ・ブランク」。デッドストックのハードクロームガイドにブラウンカラーを基調としたラッピング。 各セクションの長さがまちまちな変則的スリーピースなので、それに合わせてロッドバッグまでハンドメイド。 名づけて ”C.C.C.(Curtis Creek Customの略)
Spin”。 60cmオーバーの大ナマズの引きにも耐えうるバットパワーを持っています。 このロッドで是非良い釣りをしてもらいたいものですな。吉報を待ってるよ、U君!
レシピ : フック#12 テール/ムース ボディ/ストリップド・ピーコック ソラックス/ブラウンのファー ハックル/カワウのバックフェザー ウィング/CDC
03/29 解禁を待つ
解禁からひと月近く経つというのに、僕の休日とお天気のめぐり合わせが悪く、今年はまだ利根本流でフライロッドを振っていない(開店前にルアーロッドはちょこっと振ってるが・・・)。 休みのたびに、雨や雪やニゴリなどが度重なっていて、渓流などへの変更を余儀なくされている。 まぁ、本流でなくても釣りが出来るだけで幸せなのだが、未だに解禁した気がしないというのもまた本音だ。 「コカゲロウのハッチがすごい!」とか「ライズしているヤマメを捕りました!」などというお客さんの話を聞いては、今すぐにでも釣りに行きたい気持をグッと飲み込んでいる。釣り場がお店の目の前にあるだけに、拷問のような日々を送っている。 そんな気持をタイイングに向けて完成したのが画像の毛鉤。カワウ(川鵜)の羽毛使用フライ(2/24参照)の第二段、名づけてカワウ・ダン。ハックルにカワウの背中の羽毛を使ったフライで、ドライでもイマージャーとしても使えそうなファジーな感じを狙っている。 ただ、カワウの背中の羽毛は、毛足が短いものがほとんど無いので、#12以上のフックに巻かなくてはならない。 今後出てくるオオクマ(もう出ているみたいだが・・・)やマエグロ、モンカゲロウなどの大型カゲロウの釣りに使いたいなぁ〜と思っています。
03/21 マンズの逆襲
北海道の友人Nさんが遊びにきた。どうせなら北海道にいない魚を釣ろう・・・ということで、東京湾までシーバス釣りに行ってきた。ガイドは
ストライカー さんにお願いした。 今回は深夜便。シャローやストラクチャーの釣りをお願いしたので、工場地帯のライトアップが美しく、まるで東京湾クルーズ気分。 僕もNさんも好調な滑り出しでシーバスをゲット。はじめは苦戦していた同行の弟は、なぜか突然マンズのハードワームを使い出す(持ってきてるのがスゴイ!)と、とたんに彼の独壇場となる。 ハードワームのどこが良いのか分らないが、この日のシーバスは確実にハードワームに魅了されていた。ガイドの水谷さんも「どこのルアーですか?」と不思議がっていた。 しかし、岸壁に激突してハードワームが破壊されたところで弟の快進撃も止まった。
この日は北海道からゲストが来たためか、釣果のほうも質・量ともに僕らにとっては十分だったが、今度行くときは僕もハードワームをもって行こうっと!
03/16 Spring has come !
3月は渓流解禁の話で持ちきりですが、標高1000mの榛名湖でも春は着実に訪れているようです。 画像のバスは、知人が先週キャッチした40cmクラスです。
まだ湖面には氷が残っているのに、この丸々太ったバスのコンディションは、確実な春を意味していますね。 ちなみにミノープラグでの釣果で、同じ方法で同サイズをもう一本キャッチしたとのこと。
まだまだ寒い・・・などとジッとしている場合ではありません。 海に山に川にと、どんどん出掛けて春を満喫しましょう!
03/09 準備OK!
02/07でお伝えしたとおり、お客さんからの依頼で、現在も数本のロッド製作に追われている。そんな製作の合間を縫って、自分のロッドのレストアなども進行中。 右の画像をみただけで’ニヤッ’とされた方はアラフォー以上のシニア・アングラーであり、なおかつスネークヘッダー(雷魚釣り師)の方とお見受けします。 そう、80年代初頭に雷魚専用ロッドとして、サンスイさんから発売されていた”ミスター・ジョグラー”です! 「3Mのカーボナイト・ブランクを使用し・・・」という当時のフィッシング誌の広告に触発されて弟が購入したロッドを、はるか昔に僕が譲り受けたもの。 当時の雷魚竿と言えば、このミスタージョグラーとスーパーストライカーのマグナムハスキー/リリーパッドハスキーくらいしかありませんでしたね。 ネーム部分やラッピング部分のオーバーコーティングも完了して、今か今かと出番を待っています。 ハリソンのスーパーフロッグとこのジョグラーで、今シーズンは必ずや雷魚を一本仕留めたいと思います(フェルール曲がるかも・・・汗)。
02/27 業務連絡
現在発売中(当店にも今日送られてきました)の、フライの雑誌・88号の「隣人のフライボックス」のコーナーに、僭越ながら私の毛鉤箱たちが登場しております。 こんなに出来の悪いフライたちを、老舗の雑誌の、それもカラーページに載せて頂けるなんて、編集長の優しさと度胸と向こう見ずさに脱帽いたします。 機会がございましたら、皆様ご一読のほど、よろしくお願い申し上げます〜。
川鵜ハックル仕様のウエット。今後、使用感などをレポートします。 当店でお買い物された方先着数名様に、川鵜の羽を少しづつ差し上げちゃいます!
カワウ: 左がオスで右がメス。メスは地味だがオスは優美だ。45cmクラスのニジマスが胃に入っていたこともあるとか・・・。
02/24 利根川の川鵜で利根鱒を釣る?!
今朝、用事があり阪東漁協へ立ち寄った。 いくつかの用件を済ませて帰ろうとしたとき、一台の軽トラが漁協前に止まった。組合員のオジサマたちが荷台から降ろした袋の中身が画像のカワウのオスメスのペア(すでにご臨終でした)。 なんでも、カワウは保護鳥のため許可を得て毎年数羽を捕獲しているとのこと。この二羽のカワウには気の毒なことをしたが、捕獲したカワウは全て水産試験場などへ持ち込み、解剖などをしてより詳しく生態を調べるらしい。カワウが川魚へ与える食害を最小限にくい止め、また、カワウとの共存を模索するためだ。
それにしても、オス(向かって左)の毛並みや模様の美しいこと。僕は思わず、「この羽で毛鉤を巻いたら釣れそうだなぁ〜」と独り言。 それを聞いたオジサマたちは、「羽ならむしって持っていきな!」とおっしゃった。願ってもないお言葉に甘え、僕はオスの背中の羽毛を少々いただいてきた。羽をむしっている時に気づいたのだが、むしっている指先がヌルヌルするくらいカワウの羽には油分がある。水中を自在に泳ぎまわるための進化だろう。 この羽で作ったウェットフライは水中でも毛先に空気を抱え込んでキラキラ光る・・・と僕は睨んでいる。 解禁も間近。この川鵜ウェットフライが活躍する日も近い!


02/23 このロゴに「ピン」ときたら・・・
昨日は「群馬フィッシングショー」という釣具の見本市へ行ってきた。前日の日曜日は一般日だったので、行かれた方も多いと思う。最新作の釣具がズラ〜ッと並んだ会場は異様な熱気で、僕のような「時代遅れ」の釣師は、ただただ圧倒されるばかり。
そんなことより、僕がいちばん目を惹かれたのが会場駐車場の対面にあった店舗(倉庫?)の看板のロゴ。
さりげない感じの’WINCHESTER’というロゴだが、銃器大好き人間にとっては見過ごして通るわけにはいかない。ウィンチェスター社のロゴを看板に冠したからには、中にはイエローボーイなどのレバーアクション・ライフルがズラリと並んでたりして・・・。残念ながらシャッターが下りていたので中は確認できなかったが・・・。
ウィンチェスターというとジョン・ウェインなど西部劇の銃のイメージが先行しますが、その昔はE.W.エドワーズのバンブーロッドなどもOEM販売していて、この看板と同じロゴの入ったロッドも販売されていました。 アバクロやL.L.ビーン、ブローニングなどと同様に釣りの世界にも縁が深かった会社です。
02/21 春の予感
この前の休日、友人二人と僕の三人で”阪東子持冬季釣り場”へ解禁前の準備運動に出掛けた。 朝11時ころ釣りを開始すると、すでにユスリカのハッチが始まっていた。「これはライズがはじまるかも・・・」と期待大だったが、結局夕方までライズは皆無。 そんなに甘くないことを思い知らされた(この辺の話は
今日の利根川 まで)。 釣果はいまひとつだったが、ユスリカのハッチは凄まじく、ハッチした成虫が水面を帯になって流れていた。 その後、小型のトビケラなども混じり、ついには画像のような大型のカゲロウもちらほら・・・。 釣果はイマイチでも、こんな小さな虫たちの出現に一喜一憂し、春の訪れを予感するなんて、フライ釣師ってカワイイな〜と我ながら思いました。 解禁まであと数日。今年はどんなシーズンになるのかなぁ〜。
02/07 この冬のお仕事
このオフシーズンには、お客さんからのご要望で何本かのロッドを組み上げた。 上画像のロッドは、どちらも同一オーナーからの依頼で、僕がブランクから仕上げた2本。左はフィリップソン、右はフェンウィック。 どちらも9フィート台の高番手で、バスバギングに使用されるとのこと。 オーナーからは、「なるべくオリジナルのフォルムに近く・・・」とのご要望。 バーマック社製のオールアルミ・リールシートやガイド類などのデッドストックを発掘(?)し、コルクグリップをオリジナルに近いフォルムに成型し・・・・と苦労が絶えなかったが、お引取りに来られたお客さんの嬉しそうな笑顔でそんな苦労も帳消しですな。 シーズンになったら、きっと榛名湖のビッグバスを仕留めてくれることでしょう。 当店ではこんな仕事もお引き受けいたしますので、ご要望のある方は是非お気軽にお問い合わせください!
01/27 チューニング
雷魚シーズンにはまだ気が早すぎるが、フロッグにいたずらをしてみた。 手持ちのハリソン・スーパーフロッグのフックにガタが出ていたので、スナッグプルーフのように上向きのWフックへ換装した。 純正のシングルフックを外すときは少し躊躇したが、「エイッ!」と引っ張ると思ったよりも簡単に抜け、抜いたあとの穴へ簡単にWフックを挿入できた。あとはシーリングしてオシマイ・・・と思ったが、念のため水に浮かべてみると、Wフックの重さでバランスが崩れ、すぐに裏返ってしまう。仕方ないのでお腹に手術を施しウェイトでバランスを取り完成! 画像中の右がオリジナル、左がハリソン改、名づけてハリソンプルーフだ。 ひっくりかえるとWフックに藻が絡みそうだが、そこはご愛嬌。オリジナルより行動範囲が広がり、きっと活躍してくれるだろう。 今年は必ずコイツで一匹仕留めたいと思ってます。
01/22 カタログ・マニア
今頃・・・ですが、明けましておめでとうございます。 2010年も、あっというまに20日以上過ぎてしまいました。 3月の解禁まで、ひと月とちょっと。タックルの手入れやフライのタイイング、ルアーメイキングなどにいそしんでいる方も多いと思います。 オフ・シーズンの間の僕の楽しみといえば、歴代のルアー・フライのメーカーのカタログを眺めることです。 当時のカタログは表紙がイラストのものも多く、レコードの「ジャケ買い」のように、気になった表紙のカタログを集めてしまいます。 特にお気に入りなのは、画像にあるMeppsのもの。裏表紙にまでわたって描かれた、メップスを咥えているバス、トラウト類、パイクやマスキーなどのイラストが何とも言えない味を出していて、眺めているだけで楽しくて仕方ありません。 いつかは釣りたいマスキーのイラストなどを眺めながら、来るシーズンに向けてテンション上がりっぱなしの今日この頃です。
店長のマニアック日記 2010
店主の釣行記だけでなく、日頃考えている事や思ったことなどを不定期に書き込んでゆきます。まぁ、釣具屋のオヤジの独り言ですね。独断と偏見で構成されていますので、メールでのご意見、ご批判、ご質問に対してはご返事致しかねます。お店においての直談判のみ受付いたします。